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浪江町で生まれた焼きそばで、太めの麺にモヤシと豚肉の具材が特徴のご当地グルメ。ラードで炒め、濃厚なソースで味付けをし、一味唐辛子を振りかけて食べるのが通な食べ方とされる。JR常磐線・浪江駅近くの居酒屋「浪江名物元祖焼そば 縄のれん」が1955年に極太の麺を使用した焼きそばを提供し始め、浪江名物となったことが起源とされる。2008年に浪江町商工会青年部が中心となって町おこしのため「浪江焼麺太国」という団体を設立し、2010年に開催された「B-1グランプリ厚木大会」への参加を果たす。
翌年の震災と原発事故の影響で、浪江町全体が避難指示区域となり「浪江焼麺太国」のメンバーも避難でバラバラになったが、2013年のB-1グランプリでは堂々の1位を獲得したことで、一気に知名度が広がった。その後、浪江町内の仮設商店街や双葉町産業交流センター、道の駅なみえなどでも提供されるようになり、浪江町グルメの代表格として幅広い世代から愛されている。