12市町村辞典

Dictionaries of 12 villages

12市町村に隠れている様々な魅力やスポットを 辞典にてまとめました。 ボタンをクリックして、 福島の魅力を発見してみましょう。

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か行
川合精肉店
田村市常葉町の老舗精肉店。昭和20年前半に創業、昭和30年後半に本格的な豚肉生産販売の一貫経営を開始、昭和40年代より肉の専門店として食肉小売と業務用店への卸売に拡販。羊肉、豚肉、牛肉、馬肉、鶏肉など幅広い精肉を扱う。福島県産の精肉・ブランド肉を積極的に販売しており、特に豚肉は、こだわりの福島県産豚肉上規格品を枝肉仕入れしている。その厳しい品質管理や確かな技術で、県内外のファンも多い。三代目の川合達也氏は、日本BBQ協会上級インストラクターを取得し、自店の肉や福島県内の農家から直送で届いた採れたて新鮮野菜などを使用し、出張BBQサービスを展開。大きな塊のお肉をみんなでシェアするBBQを通して、本当の美味しさ、楽しさだけでなく、新しいコミュニケーション文化も広めている。
かわうちワイン
運営会社であるかわうちワイン株式会社は、川内村が筆頭株主となり民間個人も株主参加し、官設民営会社として2017年に設立された。 2020年にワインの出荷を行うことを目標に掲げ、川内村の高田島地区に約3ヘクタールの圃場(高田島ヴィンヤード)を設営。ワイン用ブドウの栽培及び関連設備の拡充に取り組み、2021年に念願の醸造所を開所。目の前の高台で栽培された川内村産ブドウを原料にした「ヴィラージュシリーズ」のほか、山形県産ブドウを使用した「リベルシリーズ」を醸造しており、赤、白、ロゼ、ともに爽やかで香り高く、ワイン愛好家からの評価も高い。
カフェアメイゾン
蓄光タイルを川内村で製造するコドモエナジー㈱の関連会社である㈱コドモインターナショナルが震災復興を願い福島県川内村に日本第1号店をオープン。その後、和歌山県すさみ町に2店舗目(2020年5月閉店)、福島県楢葉町Jヴィレッジ内に3店舗目をオープンした。Café Amazonは、1988年にタイの山岳地帯に住む人々の暮らしを支援するために始まったロイヤルプロジェクト。コーヒー豆栽培を支援するために購入したコーヒー豆を販売するため、タイ全土に2300以上の店舗を展開している。店舗で提供するコーヒーは、タイから直輸入したコーヒー豆を使用、本場のバリスタが淹れるコーヒーの独特な香り・味を楽しめる。その他人気のスムージーや各種ティーも提供。
川俣シャモ
絹織物の生産で栄え、多くの「絹長者」を生んだ川俣町において、かつては闘鶏用のシャモ(軍鶏)を飼う富豪の姿がみられた。そのような背景がある中で、1980年代になると町の特産品を生み出す動きが盛り上がり、絹とシャモの関係にヒントを得て、食用シャモ肉の研究が開始され、純系のシャモをベースに品種改良が繰り返される。独特の食感と旨味を追求し続け、肉用専用種の「レッドコーニッシュ」などと掛け合わせた現在の「川俣シャモ」が誕生。現在は「川俣シャモ振興会」加入の農家が飼育を行い、川俣町農業振興公社が加工品(燻製、冷凍、シャモ鍋セットなど)の生産・販売を行なっている。しつこくない脂と深いコク、硬すぎず水っぽくない適度な弾力が人気を呼び、高級食材として認知された川俣シャモは、首都圏の有名店でも重用されている。2022年には地理的表示保護制度(GI)対象品目に登録され、福島県を代表する地鶏ブラントとして広く認知されている。
川俣シルク
福島県における養蚕、機織業発祥の地とされる川俣町において、町の特産品として受け継がれている。約1300年前、崇峻天皇の妃であった小手姫が故郷を追われ行方不明の息子を探し求めて、ここ川俣の地に辿り着き、桑を植え、養蚕をはじめ、機織を伝授したことが起源とされている。その時から川俣産の絹が各地に広がり、江戸時代には川俣に生糸・羽二重の二七市が定期的に立つようになる。明治期に入ると、バッタン機が導入され、大橋式織機が発明され機械化による大量 生産に成功。製品の品質の高さから、1880年代から海外輸出もされていくが、化学繊維の普及やアジア諸国からの安価な製品により、戦後は海外産の織物などに押されて工場の数は10分の1以下となり、衰退の途を歩み始める。そこに震災が重なり、町内も大きな被害を受けるが、地元の工場は逆境をはねのけ、川俣羽二重のさらに半分の薄さの織物を開発。世界のハイブランドデザイナーが「川俣シルク」の質の高さを再認識し、再び世界に川俣シルクが知られるようになった。
木戸川(きどがわ)
国内有数の鮭の捕獲数を誇る河川として知られていた木戸川(きどがわ)。江戸時代から続く、楢葉町の基幹事業だった。1995年の漁獲は本州最多の約10万匹、ピークの96年は約16万匹を誇ったが、東日本大震災の津波で孵化場の700万匹の稚魚が全滅。その後、原発事故による避難指示の影響もあり、稚魚の養殖が4年ほど中断された。2015年には再び孵化場を整備し、鮭漁復活を目指すが、台風19号でやな場などが大きな被害を受けるなどし、近年の気候変動の影響もあり、捕獲量は激減している状況が続いている。そのような困難な状況ながらも、木戸川漁業協同組合は現在も毎年3月に稚魚の放流を行い、伝統の鮭漁の復活を目指している。
グリーンパーク都路
標高634mの大パノラマが広がり、緑いっぱいの大自然を生かしたオートキャンプやディスクゴルフなどが満喫できるアウトドアスポット。東日本大震災を経て一時は休眠状態となっていたが、オートキャンプ場は、光管財・ホップジャパン・グリーンパーク都路活性化共同事業体が運営主体となり、2021年4月に「ホップガーデンオートキャンプ場」としてリニューアルオープン。広大な敷地にも関わらず、サイト数は10か所のみのオートキャンプ場のため、ゆったりとした大人のキャンプを楽しむことができる。ロッジ(管理棟)には、テント泊に苦手意識を持つ方も安心して過ごせる個室のほか、各種キャンプ用品のレンタルや薪などの消耗品も購入できる。また、同敷地内にあるブルワリーで使用したホップ入り「ホップ風呂」も人気。夜には満天の星空が広がり、子供から大人まで四季を通じて大自然を楽しめるレジャースポットである。

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