
ふくしま12市町村のお隣にある「相馬市」を訪ね、東日本大震災後の復興の様子を視察し、福島沖で水揚げされた美味しい魚介類を堪能するツアーを企画しました。
<ツアーのみどころ>
- ヒラメ、アワビ、アユの「つくり育てる漁業」を見学
- 太平洋を一望 松川浦で味わう会席ランチ
- 相馬市内は相馬市観光協会のガイド付き
まず、復興の現場として「福島県水産資源研究所」を訪ねます。2018年に相馬市に設置された福島県水産資源研究所は、震災や原発事故により被害を受けた福島県の沿岸漁業の再生に向けて調査・研究を行なっています。さらに、相馬共同火力発電所株式会社新地発電所から放出される温海水※と自然の海水を取水し、ヒラメやアワビの親の養成や稚魚の飼育に活用しています。
※温海水(おんかいすい)は発電所のタービンを回した後、蒸気を水に戻す際の冷却に使用された海水で、水温は自然海水よりも7℃高くなり、これを利用して養殖事業などに活用しています。


その後、松川浦を一望できる「海游の宿 はくさん」にて、相馬港などで水揚げされた新鮮な魚介類をふんだんに取り入れた会席ランチをご堪能いただきます。
松川浦内に築造された「松川浦漁港」は漁獲量、漁獲高ともに県内一を誇る漁港であり、港勢の増加に伴って外洋側に新港を整備し、現在は6地区の港で構成されています。
また、松川浦は福島県唯一の潟湖で、景観の美しさから日本百景に選定されています。松川浦は江戸時代には相馬中村藩主の行楽地とされており、古くは万葉集にも詠われています。


さらに磯部地区のメガソーラーや大洲海岸・松川浦大橋を車窓から眺め、「伝承鎮魂祈念館・慰霊碑」見学します。この施設は、震災の犠牲者を追悼し残されたご遺族の心の拠り所とし、東日本大震災の津波により被災した尾浜・原釜地区、磯部地区の震災前の風景を後世に伝え、来訪者の交流の場とすることを目的に建設されました。震災前の風景や地域の催しの写真の展示や震災当日の映像記録などが展示されています。
そして旅の仕上げは、2025年4月にリニューアルオープンした「浜の駅松川浦」にて楽しいお買い物タイムです。鮮魚の他、干物や海苔、お菓子やお酒など浜通りのユニークなアイテムが取り揃えてあります。また、「浜の駅松川浦」は、お土産品だけでなく、地域の方が普段のお買い物ができる食料品店としての重要な役割も持ち合わせています。見ているうちに、つい、あれこれ欲しくなってしまうかもしれません。
ぜひ、「美味しい魚を食べよう!相馬市復興視察と松川浦で絶品ランチ」ツアーで浜通り沿岸部の復興の様子とそして新鮮でおいしい海の恵みをいただきに参りませんか。

【催行日】2025年7/15(火) 、 2025年9/2(火)
【運行会社】郡山観光交通株式会社